革と雑貨の小さなお店 森乃手仕事家/(箕郷町)
(2016年07月12日)
女性作家の丁寧な手仕事、個性あるふれる作品たち
バケツ型バッグやがま口バッグ、財布やブックカバー、キーホルダーやキッチン用品、ベルト、クッション等々、「作りたいものはなんでも作っちゃいます」という革職人の桑原優子さん。アパレルでデザインを手掛けていた桑原さんは7年程前に“革の端切れ”に出会い大量購入。「軽井沢の店先で見つけて、これは面白いと思いました」。独学でオリジナル作品を完成させ、すっかり革の虜に。作品の多くを手縫いで仕上げているのはミシンに比べ「風合いがあり、ほつれにくく直しやすい。強度が増す」など魅力が多いからだ。「経年変化で味わいが出て、ずっと一緒にいられる存在」と作品に愛情を注ぎ込む。
古い物に息吹を与える
6月にオープンしたばかりの新店舗は海上コンテナを利用している。白と水色にペンキを塗り、屋根には芝を植えるなど温もりと手作り感があふれている。そんなかわいらしい店内には革製品の他、帆布と革を組み合わせたバッグや藍染めの洋服、個性あふれるアクセサリーなど一点ものの作品が並ぶ。什器にはアンティークの家具を使い、座面を革に張り直した古い木の椅子も愛らしい。「リメイクするのが大好き」という桑原さんの手にかかると、古い物でも新しい生命力が吹き込まれ生まれ変わるようだ。
温泉郷クラフトシアター2016
四万温泉で開催される「温泉郷クラフトシアター2016」(7月16日~24日)では、ブックカバーやバケツ型トートなどを作るワークショップを行う。「革を一針ずつ縫って自分だけの作品を仕上げてほしい」と話す。手作りの豊かさを感じながらゆったりと過ごす時間。世界にひとつだけの作品づくりに没頭すれば、その先に温もりのあるかけがえのない作品が完成するはず。
これからの展望について桑原さんは「漠然とですが、子どもに関わるコミュニティ作りをしたいと思っています。そんな拠点としての役割を担えたら嬉しい」―そう話す。店舗はカフェ敷地内にあるので、まずは是非一度、足を運んでみてほしい。
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店名・名称 | 森乃手仕事家 |
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住所 | 高崎市箕郷町下芝531-4(チーズカフェ&ダイニング敷地内) |
電話 | 080-5908-3992 |
営業時間 | 10:00~15:00 |
定休日 | |
HP | http://morinotesigotoya.com/top.html http://eb2010.exblog.jp/ https://ja-jp.facebook.com/morinotesigotoya/ |
備考 | 7・8月の営業日: 7/1,6,7,27,28,29,30,31 8/3,4,5,10,12,19,20,21,24,25,26,31 *営業日の変更、御案内はSNSや店頭にてお知らせいたします。 |