増加する外国人の相談体制を強化
(2025年04月15日)
外国人相談支援センター
高崎市は急増する外国人住民への相談体制を強化するため令和7年度から新年度から国際課を新設し、あわせて「外国人相談支援センター」を高崎市役所2階にオープンさせた。
近年、外国人住民の増加に伴い、生活面の問い合わせ、相談が急増しており、高崎市は「外国人住民に優しいまちづくり検討会議」を開催してニーズを聞き、外国人相談支援センターに至った。
困った時に気軽に相談できる場所を求める意見が多かったことから、外国人相談支援センターでは、相談できる言語をこれまで4言語から7言語に拡大し、相談員を増員。更に多様な言語に対応するため、17言語のコミュニケーションをはかることができる多言語映像通訳システムを導入した。このシステムは、モニターを見ながら同時通訳できるサービスで、市内在住外国人の9割にあたる母国語をカバーできるという。
外国人の病気。けがに備え、市内医療機関が多言語映像医療通訳システムを導入する場合、導入経費・維持費の補助制度を新たに開始し、現在4病院が導入を検討している。
富岡賢治市長は、「市役所の情報やまちの表示も改善し、外国人に住みやすいようにすていきたい」と挨拶。高崎市国際交流協会の会長で高崎商工会議所の串田紀之会頭は「外国人労働者増えており、悩みを抱えている人をサポートしてもらえる」と相談支援センターに期待を寄せた。
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