「くらぶちメロン村」開所式
(2024年09月25日)
農業と福祉が連携した「就業継続支援施設」
高崎市は障害者の就労の場、社会参加の場としてメロンの水耕栽培を行う就労支援施設「(愛称)くらぶちメロン村」を倉渕町川浦に整備し、9月25日に現地で開所式を行った。
施設は就労継続支援B型事業所で、令和6年10月1日に開所予定。利用定員は20人で、利用者10人でスタートする。障害者支援と農業分野の専門職員が利用者を支援する。
営業日は月曜日から金曜日、営業時間は午前8時30分から午後5時15分、利用者を自宅から施設まで送迎し午前10時から午後3時までサービスを提供する。
水耕栽培施設では栽培槽が3レーンあり、1レーンに16槽を設置。1槽から平均30個程度のメロンが収穫でき、年に3回の収穫で年間約4000個以上の収穫を見込む。高崎市の名産品としてのブランド化も視野に売価を設定し、道の駅小栗の里や高崎じまんなどで販売を予定。
利用者はメロンの生育に応じて摘花・摘果などの作業を行う計画で、高崎市は、利用者の工賃(賃金)については就労支援B型施設の平均額を上回れるように努めたいと考えている。
開所式には関係者50人が出席し、テープカットが行われた。富岡賢治市長は「障害者の収入につながるよう農業と福祉の連携事業としてメロン栽培を考えた。全国から注目されており成功させたい」とあいさつした。
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