27日に節目の第600回定演/群響

(2024年07月26日)

7月25日に公開リハーサル

600回にマエストロの思いを重ねる

群馬交響楽団の第600回定期演奏会が7月27日(土)午後4時(開場・午後3時)から高崎芸術劇場・大劇場で行われる。

戦争で荒廃した市民の心を音楽で潤そうと、群響の前身となる高崎市民オーケストラが1945(昭和20)年に発足した。翌1946年3月に第1回定期演奏会が行われ、約80年に歴史を積み重ね、7月27日に600回の節目を迎える。

 

曲目はモーツァルト/6つのドイツ舞曲 K.600、コルンゴルト/ヴァイオリン協奏曲 ニ⾧調 作品35 、R.シュトラウス/家庭交響曲 作品53, TrV 209。

指揮は群響常任指揮者・飯森範親(群響常任指揮者)、ヴァイオリンはマルク・ブシュコフ。

 

600回にちなんだモーツァルトのK.600「6つのドイツ舞曲」、モーツァルトの再来と呼ばれナチスからの亡命など戦争に翻弄されたコルンゴルトが群響の創立年と同じ1945年に作曲したヴァイオリン協奏曲、群響と県民に対する飯森マエストロの思いをこめ、家庭での様々な出来事を音楽で描いた「家庭交響曲」を演奏する。

戦争と1945年の創立からこれまでに群響が経験した様々なできごとを、600回の節目に演奏曲として集成する。

 

7月25日には定期会員を対象とした公開リハーサルが高崎芸術劇場で行われ、「家庭交響曲」のリハーサルを鑑賞した。

「家庭交響曲」は難曲として知られており演奏される機会も少ないそうだ。リハーサル前の会見で飯森マエストロは「楽団員の皆さんしっかりと準備をされており、リハーサルで深めていきたい。家庭交響曲に描かれているように、音楽を通して、群響と県民の皆様、そして私が一つになれたらすばらしいと思います」と話している。

 

チケット・問い合わせは群馬交響楽団事務局。電話027-322-4316。

 

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