公園愛護を拡充/除草支援や樹木診断、トイレ美化など
(2024年05月31日)
まちなか小さな公園美化大作戦
高崎市は市民に身近な町内の公園の美化を進め、子どもから高齢者まで幅広い公園利用者が安全・安心で快適に利用できるよう、令和5年度から「まちなか小さな公園美化大作戦5か年計画」に取り組んでいる。
高崎市内の大部分の公園は地域の公園愛護会が日常的な管理を行っており、今回の大作戦事業は、公園愛護会に対する報償金の拡充、愛護会で一定以上の除草、清掃活動を行った場合の加算、樹木医による中高木の健全度調査、老朽化したトイレの改修などについて、5か年計画で取り組むもの。
業者による除草等も行い、地域の高齢化や人手不足等にも対応する。
公園愛護報償金基本額、トイレ清掃額、月2回以上の除草作業への増額・加算により、令和5年の公園愛護会は前年よりも15カ所増の400カ所となった。また月2回以上の除草活動を行う愛護会が72カ所増え、184カ所となった。
夏の酷暑時期に市負担で除草作業を実施し、市内350カ所の公園で造園土木事業者による除草作業を実施した。
中高木の樹木診断では公園2万6500本、街路樹6500本を診断し、倒木や落枝が心配される樹木約500本について処置した。倒木の恐れがある樹木40本を伐採した。
トイレ改修では、市内に140か所ある公園トイレのうち老朽化した95か所を改修するもので、令和5年度は26か所を改修した。
町内からは、報償金が増額されて助かった、夏場の除草に苦慮していたが業者がきれいにしてその後の手入れが楽になった、公園トイレが洋式化されたことにより使いやすくなったなど、反響が大きいという。