ウクライナ新体操選手団を受け入れ
(2024年01月30日)
市民と交流も
高崎市は、ロシアによる侵攻が続くウクライナから新体操選手団の避難を受け入れた。ウクライナ新体操選手団の受け入れは今回で3回目で、期間は1月17日から2月14日まで。来高したのはヘッドコーチ、選手、スタッフら30人で、滞在期間中は高崎アリーナなど市内体育施設での練習、新体操の大会シルクカップへの参加などを予定している。
1月17日に歓迎セレモニーが行われ、富岡賢治市長をはじめ関係者が一行を出迎えた。
ウクライナ国内では戦禍により練習施設などが失われ、選手団は心身ともに過酷な状況にあるという。
富岡市長は「高崎市民はいつでも皆さんを歓迎します。オリンピック出場資格が得られしたね。のびのびと練習してください」とあいさつした。
ヘッドコーチのイリナ・デリューギナさんは「オリンピックに向けて全力で練習したい」と話す。
ビクトリア・オノプリエンコ選手は「オリンピックに向けて体調を整え全力を尽くしたい。オリンピックでウクライナの国旗を揚げ、母国に恩返ししたいです。高崎は第二の地元で、今回も来られてうれしい」、マリア・ビソチャンスカ選手は「全力で練習し、メダル獲得にベストを尽くしたい」と話す。また、「ウクライナでは爆撃のために眠れないが、高崎ではゆっくり安心して眠れるのがうれしい」とも話していた。
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