高崎市の文化財保護に貢献
(2023年12月4日)
高崎市文化財保護賞
令和5年度高崎市文化財保護賞の授賞式が11月29日に高崎市役所で行われた。
今年度は「日高遺跡公園をともに楽しむ会(猿谷明代表)」と歴史家の清水貴臣(きおみ)さんが受賞した。
「日高遺跡公園をともに楽しむ会」は新高尾地区の区長OBによって平成27年に設立され、会員は38人。史跡日高遺跡の復元水田での稲作や除草等の日常的管理を、市民対象の稲作(田植え・稲刈り)体験を継続して実施している。稲作体験は市民の関心も高く、大勢の希望者が集まっている。
清水さんは昭和42年に榛名町に入庁、榛名地域の歴史や文化財の保護に携わり、退職後は、旧榛名町歴史民俗資料館館長、榛名町誌編さん室長を歴任、現在も榛名地域の歴史に関する執筆活動や講演等を積極的に行っており、地域の文化財保護に寄与している。
「日高遺跡公園をともに楽しむ会」の猿谷(さるや)代表は「会員の交流をはかりながら毎月の草刈りなどの活動を行っています」、清水さんは「榛名湖と竹久夢二、榛名山と一茶など自分の考えをまとめていきたい」と受賞の喜びと今後の意欲を語った。