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プライベートな癒しの空間で髪も心もスッキリと

　高崎駅西口から徒歩３分、高崎ピュアビル２階にある美容室ヘア・モンステラ。オーナーでヘアメイクアップアーティストの吉村巳之（みゆき）さんは、美容の勉強の一環としてフラワーデザインを学んだ経験から「モンステラの葉をアレンジに加えるとぐっと花の印象が変わる。私もモンステラのようにお客様を引き立てたい」そんな気持ちを込めて店名をつけた。
　駅前通りの街路樹や人の流れも見渡せるサロンは心地よく、「シャンプーをしながら“髪も心もスッキリと水に流して”いってほしい」と話す吉村さん。一対一の丁寧なおもてなしが、多くの女性達に支持される隠れ家的美容室だ。
　
　

髪の悩み、ヘアウィッグのニーズに応えて

　６年程前からヘアウィッグの販売を始めたのは、抜け毛や円形脱毛症などの相談を受ける度に「美容のプロとして何とかしてさしあげたい」と思ったことがきっかけだった。「ヘアケア商品やセルフケアを試しても、なお改善されない方もいる。緊急に必要な方も多く、それならウィッグも一つの解決方法」と考えた。以来、心の不調からの脱毛や抗がん剤治療の方など、小学生からご年配まで幅広い方から問い合わせを受けるようになった。
　吉村さんは「命と向き合って、病に立ち向かおうとされている方々と出会うとても深い仕事」と感じているそうだ。お客様が笑顔を取り戻す姿に触れ、やりがいを感じる共に「素敵なお客様達に私も学ばせて頂いている」と話す。
　
　

地域貢献にも積極的に

　吉村さんは高崎女性経営者研究会の活動を通して、地域活動にも積極的に参加している。「高崎市庁舎周辺を“皇居ラン”のようなランニングコースがあったら、人が自然と集まる街になるのでは」と思い描き、実行委員会に属する『第５回高崎美スタイルマラソン』（今年10月10日開催）は市街地での開催を進めてきた。
　「これからは今までやってきたことを深めながら、更に根付かせ出来ることを出し切っていきたい。誰かの元気のためにやれることをやり尽くしたい」―。公私ともに気負わず社会貢献する吉村さんの笑顔は自然体でとても輝いている。