日高遺跡公園で稲作体験
(2023年06月26日)
小学生が田植え体験
日高遺跡公園の復元水田で稲作の体験イベントが6月24日に行われた。高崎市はこの稲作体験を2016(平成28)年度から実施している。
この日の体験では、公園内の復元水田約3770㎡の内400㎡を使用して田植えを行い、市内の小学生と保護者約70人が参加した。
国指定史跡日高遺跡は、1977(昭和52)年の関越自動車道建設に先立つ発掘調査で、当時として東日本で初の弥生時代の水田跡の発見となり、足跡が残っていたことなどから全国から注目された。その後の調査で集落跡、墓域(方形周溝墓群)がまとまって保存されている重要な史跡として国史跡に指定された。
地元区長OBらによる「日高遺跡公園を楽しむ会」が子どもたちに田植えの方法を説明、手ほどきを行い、同会が水田の水張りや手入れなどの管理を行う。秋には稲刈りを行う予定。同会の猿谷(さるや)会長は「遺跡公園で子どもたちに米作りを体験してもらい、弥生時代から続く米作りと歴史を伝えていこうと実施しています」と話している。
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