第36回高崎映画祭が開幕
(2023年03月23日)
トークイベントも多彩に
第36回高崎映画祭が3月18日に開幕した。授賞式が3月19日に高崎芸術劇場で行われ、高崎映画祭各賞の受賞者10人全員が出席し、受賞の喜びと高崎映画祭への思いを語った。
「ケイコ目を澄ませて」で最優秀主演俳優賞を受賞した岸井ゆきのさんは「高崎映画祭は希望だなと思いました。映画が好きで、ものづくりに対しての真摯さ、誠実さ、冷徹さが伝わってきました。映画づくりができて、それを皆さんがちゃんと受け取ってくださったんだなと思いました」と喜びをかみしめた。
最優秀作品賞を受賞した「ケイコ目を澄ませて」の三宅唱監督は「10年前に『プレイバック』で高崎映画祭の新進監督グランプリをいただきました。その時、壇上にTシャツとGパンのふだん着で出ていて、何を考えていたんだろうと恥ずかしくなりました。映画賞のために作っているわけではないと思っていたのかもしれません。高崎映画祭に参加して、むちゃくちゃ面白くて、なんでだろうと、10年たって今日、この場に来て、その答えがわかって話をしようと思っていたら、岸井さんが話してしまいました。皆さんが真剣に話を聞いてくれるから楽しい。10年前に新進監督グランプリがいただけたのがうれしくて、また新進監督グランプリをもらいたい。また全然違う作品を作ったぞと、またあいつに新進監督グランプリをやろうというものを作りたい」と高崎映画祭に対する思いと作品づくりへの意欲を語った。
高崎映画祭の須藤賢一委員長は「映画を通じて、考えさせられ、感動し、心が弾むたくさんのすばらしい作品が用意されています。たくさんの映画を楽しんでいただきたいと思います」とあいさつした。
高崎映画祭は3月31日まで開催しており、上映作品の監督や出演者などの舞台挨拶、トークイベントなども多彩に行われている。
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