ポーランドオリンピック委員会が視察に
(2016年06月1日)
高崎の利便性を評価。陸上施設に要望も
ポーランドのオリンピック委員会の訪問団が5月30日から高崎市を訪れ、2020年・東京オリンピックの事前合宿の候補地として、市内の体育施設を視察している。
ポーランドの訪問団は、同国オリンピック委員会役員と体操、バスケットボール、柔道、陸上、バトミントン競技の代表など9人で、建設中の高崎アリーナや浜川運動公園の施設などを熱心に視察した。
オリンピック委員会でマネジメントを担当するコシェフスカ国際担当部長からは、「高崎は東京に近く、とても便利で、魅力を感じている」と評価があった。コシェフスカ国際担当部長は、開催地東京ではゆっくりできないので他の場所で合宿を行いたい、東京との時差や気候の違いは選手に負担がかかるなどの点を上げ、「高崎はとても便利だ」とマネジメントの立場から所感を述べた。
浜川競技場の視察では、陸上競技のグラ・コーチが設備について細かく視察し、意見が出された。
富岡賢治市長は「本日の視察で高崎は東京から近く、合宿のマネジメントがしやすいという話と施設面では改善したほうがよいとの意見をもらった。浜川競技場は日本陸連第2種陸上競技場の認定を受けている施設だが、2020東京オリンピック事前合宿に伴う改善、改修の要望があれば、日本陸連やポーランド陸連の指導をいただきながら、改修できるよう努めていく」と、対応していきたい考えを示している。
高崎市は、2020東京オリンピックの事前合宿を含め、国際的な選手合宿や大会誘致を進めている。昨年、富岡市長がポーランドを訪問し、現在、開催されているリオデジャネイロ・オリンピック、バレーボール世界最終予選に出場しているポーランド男子チームの事前合宿が高崎で行われるなど、ポーランドと高崎市の関係が深まっている。6月2日には、ポーランド・オリンピック委員会のクラシュニツキ会長らが高崎市を訪れる予定。
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