高崎健康福祉大学と高崎商科大学が連携協定
(2023年02月17日)
地域づくりに貢献
高崎健康福祉大学と高崎商科大学・短期大学部は、「大学間包括協定」を締結した。調印式が2月16日に高崎商科大学で行われ、高崎健康福祉大学の石田朋靖学長、高崎商科大学の渕上勇次郎学長が協定書に署名した。
高崎健康福祉大学は、人間発達学部、健康福祉学部、薬学部、保健医療学部、農学部を設置し教育・保育・医療・福祉・健康・生命科学などの分野で人材を育成、高崎商科大学は商学部を設置し、経営・情報・観光まちづくり・会計・金融などの分野で、短期大学部は現代ビジネス学科を設置し、経営、ビジネス、国際、ホテル、ブライダル、医療事務などの分野で人材を育成している。
今回の連携協定は、違った分野を専攻する両大学の特徴と強みを生かして、教育・学術の質の向上、地域貢献機能を高め、人材育成と学術研究の高度化をはかるもの。
具体的には、コロナ禍によってオンライン講義の活用が進んだことを応用し、両大学の学生が共通して受講できるなど新たなカリキュラムの開発、地域農業の6次産業化の共同研究などが考えられるそうだ。特に異なる学問分野にまたがる学際領域の研究、地元高崎で活躍する人材の育成などが期待できる。
県内には14大学があり、同じ市内の2大学が連携協定を結ぶのは初めてとなるそうだ。協定期間は2023年4月から3カ年で、その後も継続していく方針。
高崎健康福祉大学の石田学長は「実質的な事業を積み重ねることが重要で、一歩一歩進めていきたい」、高崎商科大学の渕上学長は「多様化する社会の課題に幅広い視野で対応できる人材が育成できる」と連携の成果に期待している。
- 次の記事 マスク着用/3月13日から個人判断に
-
前の記事 高崎市令和5年度当初予算