3年ぶりに子ども会上毛かるた大会
(2023年01月17日)
群馬の文化「上毛かるた大会」の継承を
高崎市子ども会の第64回上毛かるた大会が1月15日に高崎アリーナで開催された。主催は高崎市子ども会育成団体連絡協議会。
高崎市上毛かるた大会の開催は3年ぶりで、市内の小学校区の予選を勝ち抜いた小学生・中学生の代表が参加し、団体戦、個人戦を繰り広げた。
富岡賢治市長は「日頃の練習の成果を発揮してがんばってください。上毛かるたは群馬で育った人の共通の話題になります」とあいさつし、子どもたちの健闘を期待した。
上毛かるたは群馬の文化として根付き、テレビ番組で群馬県民は誰でも上毛かるたを暗誦できると言われるのも、小学校時代にかるた大会の練習を通じて身に付けたもので、かるた大会は上毛かるた普及の基盤となってきた。
また、校区大会、高崎市大会、群馬県大会と勝ち上がっていく喜びや達成感のある競技大会でもある。
コロナ禍のため2021年度(第62回)、2022年度(第63回)は中止となり、3年ぶりの開催となったが、高崎市子ども会育成団体連絡協議会の櫻井立也会長は「今年度こそ開催しないと大会運営を継承できなくなる、今後、上毛かるた大会を開催できなくなるのではないか危機感を持っていました」と話す。
子ども会活動は、少子化と考え方の多様化で全国的に参加者が減少傾向にある中、コロナ禍によって子ども会事業が中止となったことで、今回のかるた大会参加者はコロナ前の3分の1程度にとどまったそうだ。高崎市子ども会育成団体連絡協議会の役員は情熱を持って活動を支えており、かるた大会の審判講習など9月から準備が行われているそうだ。
来年度は高崎市子ども会育成団体連絡協議会が創立70周年を迎えることから、上毛かるた大会を記念大会として開催するなど、子ども会活動を広げていきたいと考えているそうだ。
- 次の記事 ウクライナ支援で演奏会/高崎芸術劇場
-
前の記事 富岡市長が4期目出馬を表明