碓氷トンネルで醤油醸造

(2022年12月20日)



今月から順次出荷予定

天保3年(1832年)に創業した天然醸造醬油の老舗蔵元、有田屋(安中市)は、の創業190周年プロジェクトとして、旧信越線の碓氷トンネル内で1年間熟成したしょうゆ300本を12月8日に搬出した。

 

有田屋は、創業190周年記念として地域の風土を生かしたものづくり「あんなかテロワール」に取り組んでおり、このしょうゆ醸造もその企画の一つ。

トンネル内は温度や湿度の変化が少ないことから、しょうゆづくりに適しているとされ、安中市と安中観光機構の協力得て、二次醸造に使用することができた。有田屋で2年間熟成したしょうゆをワインのハーフボトル(360ミリリットル)に入れ、碓氷トンネル内で昨年10月から1年間熟成させた。

有田屋では、専門機関で味や香りなどを検査し、トンネル内での熟成効果を検証する。この日、有田屋では新たに300本をトンネル内に搬入し、2023年を仕込んだ。

 

しょうゆの商品名は「碓氷隧道仕込天然醸造醤油2022」で、ラベルには二次醸造した碓氷トンネルをデザイン。価格は3240円。有田屋の店頭で予約を受付、順次出荷する予定。

 

安中市内のゴルフ場「ザ・レーサーム」のふるさと納税自動販売機に加えられ、1万2千円の寄附が対象。

 

問い合わせは有田屋、電話027-382-2121。

 

 

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