きつねの嫁入りが3年ぶり開催
(2022年10月7日)
嫁入り行列や創作劇など
第21回「みのわの里きつねの嫁入り」が10月2日に箕郷地域のふれあい公園などで行われた。
箕郷地域では昭和30年代まで嫁入り行列が行われており、狐の嫁入り伝承とまちの民俗を合わせた情趣あふれるイベントとして、観光客を集めてきた。コロナ禍の影響で開催を見合わせ、3年ぶりの開催となった。
感染防止対策のため、関係者は、きつねの顔をデザインしたマスクを着用した。
きつねの化粧をした花嫁行列(箕郷支所前からふれあい公園までの約1km)が午前中に行われ、花嫁・花婿を高崎市内の松本さんご夫妻が務めた。
行列の花嫁・花婿を実際の夫婦が務めるのは初めてで、ふれあい公園に設けられたステージで神前の結婚式が行われ、二人が愛を誓うと来場者から祝福を受けた。
午後から狐メイクで和装した子ども行列、軽音楽コンサートなどステージイベント、夕刻から創作劇が行われた。この創作劇は、箕輪城落城と城址に住み着いた狐を描いた幻想的な舞台となっている。
開会式で岡本優子実行委員長は「今年こそは実施したいと地域一丸とばって準備してきました。全国、世界に羽ばたかせていきたい」とあいさつし、3年ぶりの開催に意気込みを見せた。