総点検で市長が井野川を視察
(2022年05月24日)
令和4年度危険箇所点検
高崎市が土砂災害や水害、大規模災害に備えて、平成26年度から実施している危険箇所点検が今年度も始まった。
職員延べ1800人を動員し、5月24日から約2カ月間にわたって浸水や土砂災害の危険箇所を調査・点検する。
今年度は、「河川等氾濫防止対策及び土砂災害に関する総点検」を主なテーマに、中小河川の土砂の堆積状況、河川内の立木、護岸の堆積状況の総点検を行うとともに、道路側溝や用排水路の土砂堆積や雑草等の繁茂により、適正な排水機能が損なわれていないか点検を実施する。
また昨年発生した静岡県熱海市の土砂災害を受け、山間部を中心とした土砂災害警戒区域周辺における大規模開発地や盛土造成地、森林伐採地などの危険箇所を点検、指導を行う。
昨年に試験的に導入したドローンによる調査を今年度は本格的に実施し、急峻地や森林など立ち入りが難しいエリアでの調査に役立てる。
市では、総点検にあたって大雨の時の様子など地域の声の聞き取りを行うとともに、国や県などの河川管理者との連携も強化。災害の発生を未然に防止するとともに、市民の防災意識の高まりや災害時の備えを強化につなげていきたい考え。
富岡賢治市長は、総点検初日の24日に井野町地内を現地視察し、区長と懇談した。高崎市では、昨年度にこの地域で排水路整備を行っており、事業効果も報告された。
富岡市長は「地震災害と大雨への対策が重要。地元の話を聞いて対応しており、市民の皆様も油断することなく備えてほしい」と話している。
- 次の記事 ロータリーが経大附に消毒液など寄附
-
前の記事 小栗公の墓前に合掌