歴史博物館『高崎藩のお殿様』展

(2022年05月13日)


右京拵や稲妻の鎧など至宝を公開

十七世紀後半から明治維新にかけて高崎を治めていた一族・大河内松平家に迫る、群馬県立博物館の春の特別展『高崎藩のお殿様―大河内松平家の至宝―』が、群馬県立歴史博物館で現在開催中。博物館の収蔵品を中心に、刀剣・甲冑(かっちゅう)・浮世絵・日本絵画などさまざまな至宝や資料を通して、大河内松平家と武家文化、それを支えた高崎の人びとのすがたを紹介する展示だ。

 

展示は3つのテーマに分かれ、第1章「お殿様と家臣団」では、高崎藩主の木像や、県指定重要文化財で独特な美しい刀装をもつ高崎藩右京拵(ごしらえ)の刀剣、武具など大河内松平家にゆかりのある資料を通して、お殿様と家臣団との関係性を紐解く。

 

第2章「近世高崎の人びとのすがた」では、多くの知識人や商人が行き来し多様な文化が発展した近世高崎ゆかりの文化人が残した作品や、多くの人流・物流の中心となった中山道(木曽街道)をテーマにした浮世絵などを展示して当時の高崎の人びとのすがたを紹介。

第3章「幕末の動乱と高崎藩」は幕末の戦乱である下仁田戦争と水戸天狗党に関わる歴史博物館所蔵の資料を一挙公開する。

会期中は展示に関連した講演会、組ひもストラップや浮世絵スタンプカレンダーなどを作る江戸時代ワークショップも行われている。

 

会場:群馬県立歴史博物館

会期:2022年4月16日(土)~6月5日(日)

開館時間:午前9時30分~午後5時

休館日:月曜日

観覧料:一般500円・大高生250円・中学生以下無料

入館:事前予約制 インターネットまたは電話で

予約サイト https://grekisi.pref.gunma.jp/info/232/

問い合わせ:TEL 027-346-5522

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