まん延防止等重点措置が再延長に

(2022年03月7日)


3月21日まで。

国の決定により、群馬県へのまん延防止等重点措置の期間が3月21日(月・祝)まで延長された。

群馬県の山本一太知事は、3月3日の記者会見で、まん延防止等重点措置の期限を3月6日から更に約2週間延長し、3月21日(祝)までとすることを国に要請したことを発表した。対象地域は県内全域。

 

要請の理由として、病床の使用率が高いこと、高齢者の入院割合が高く、重症者数、死者数が多いこと、県民の追加接種が進んでいないことなどを挙げ、「総合的に判断した」と述べた。また解除による感染が再拡大するリバウンドに対しても懸念した。

 

まん延防止等重点措置の延長期間中に県民への要請では、個人に対しては感染リスクの高い場所への外出自粛などの防止対策、飲食店における営業時間短縮要請、県立校について学校部活動の対外試合・宿泊自粛など。時短要請に協力した事業者に協力金を支給する。

 

山本知事は、延長する2週間で経済活動の再開に向けた準備を進め、ワクチン接種率の向上、病床使用率低下に取り組む方針を示した。

追加接種の促進策として、64歳以下を対象にインセンティブを付与し、抽選で850人に特典が当たるキャンペーンを実施する。特典の賞品は県内企業の協賛で用意し、県費の支出はないとしている。

知事は、昨年夏に実施したインセンティブ事業が効果を上げたとし、今回も接種の加速を期待している。

 

山本知事は、3月21日でまん延防止等重点措置の解除要請を行う考えで「よほどのことがない限り、次回は、措置の解除を要請したい」と述べた。

 

 

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