危険箇所総点検・土砂災害危険箇所点検の実施成果
(2022年02月25日)
浚渫や堆積土砂の除去など
高崎市は令和3年度の危険箇所総点検、土砂災害危険箇所点検で整備改修等が必要となった箇所での取り組み状況について、2月3日の高崎市議会防災危機管理対策特別委員会に報告した。
危険箇所総点検は令和3年5月から7月に職員延べ1648人を動員、土砂災害危険箇所緊急点検は令和3年7月から8月に職員延べ370を動員して実施された。
総点検の結果と対策が必要な箇所については、昨夏に高崎市議会に報告しているが、その後の進捗状況や実施結果について、令和3年12月末時点の進捗状況をまとめたもの。
河川・調整池で対応が必要な箇所は国県の対応が49カ所、市の対応箇所が17カ所あり、施工済み・年度内施工が25カ所、次年度以降の施工予定が、国が2カ所、県が34カ所、市が5カ所。
浸水箇所で対応が必要な箇所は、県の対応が8カ所、市の対応が26カ所で、施工済み・年度内施工が24カ所、次年度以降の施工予定が、県が6カ所、市が4カ所。
アンダーパスへの対応は9カ所について高崎市が対応済み。
土砂災害危険箇所は、県の対応が2カ所、市の対応が5カ所で、全箇所について施工済み・年度内施工となっている。
土砂災害危険箇所点検で対応が必要となった箇所は、大規模造成箇所・大規模開発箇所が4カ所あり、全箇所について高崎市が指導または対応済み。
林地開発箇所・伐採届受理箇所で対応が必要となった箇所は6カ所で、全箇所について市と県により、指導済となっている。
高崎市は、毎年行っている点検が防災面で効果を上げていると考えており、河川の浚渫や堆積土砂など河川管理の重要性を上げている。また近年に整備している調整池が有効に機能していることも指摘している。