山岳救助隊を強化
(2022年02月8日)
女性職員の登用はかる
高崎市等広域消防局は、近年の山ブームにより、山岳遭難が増加していることから、山岳救助を専門とする特別救助隊員の増員を2月1日に発表した。
「山ガールブーム」により、女性登山者の遭難も発生していることから、増員する救助隊員は、女性の消防職員を積極的に登用し、女性活躍の推進をはかる。
高崎市等広域消防局の特別救助隊は、特殊災害(中央署)、水難救助(北署)、山岳救助(安中署)が設置されている。特別救助隊への女性隊員の配置は県内初で、全国でも0・1%にとどまっており、女性隊員ならではの活躍が期待される。
高崎市等広域消防局の山岳救助出動件数は平成30年が6件、令和元年が8件、令和2年は過去最多の14件で、前年の1・75倍に増加した。
消防局によれば、救助活動に要した時間は最長で80時間、平均で14時間に及んでいるそうだ。
高崎市等広域消防局管内には、気軽に楽しめる観音山、榛名山や上級者向けの妙義山などがあり、山ブームに加えコロナ禍で密を避けるレジャーとして登山への人気が高まっていることから、高崎や安中両市に訪れる登山客が増加している。消防局では、この傾向は今後も続くと予想し、山岳救助の充実強化を図ることにした。
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