令和3年度高崎市文化財保護賞
(2021年11月26日)
「新町の歴史と文化を学ぶ会」と森さん
令和3年度高崎市文化財保護賞の授賞式が11月26日に高崎市役所で行われ、受賞者の「新町の歴史と文化を学ぶ会(関端良夫会長=せきはたよしお)」、上野三碑普及推進会の会長などを歴任した森賢六さんに富岡賢治市長から表彰状が贈られた。
「新町の歴史と文化を学ぶ会」は、新町地域を中心とした歴史、文化遺産の資料調査や研究を行っており、平成28年に地域づくり活動協議会と連携して「新町文化財マップ」を作成した。新町地域の歴史について解説活動を行っており、新町地域の小学校で総合的な学習の時間に地域の歴史にについて講師を務めるなど、地域の歴史、文化の普及に尽力している。
森さんは、教職を務め、吉井中央中学校長、吉井町教育委員会教育長、吉井地域審議会会長等を歴任。上野三碑ボランティア会会長(平成28年4月~令和2年4月)、上野三碑普及推進会議委員(平成31年4月~令和2年4月)、上野三碑かるた作成委員会委員長(令和元年5月~)として高崎市の歴史教育や文化財保護に貢献している。
「新町の歴史と文化を学ぶ会」の関端会長は「今まで勉強してきたことをもとに、調査研究を進めたい。市民にもPRして勉強会を進めていきたい」、森さんは「地元のすばらしい宝である上野三碑が世界の記憶に認められ、とてもうれしい。この地域は東国の中心として栄えたことを誇りに、地域を愛してほしい」と話している。
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