時短や酒提供制限/認定店は除外に
(2021年09月28日)
30日に緊急事態宣言を解除
政府が9月30日の期限をもって緊急事態宣言を解除する決定を28日に行ったことを受け、群馬県の山本一太知事は、解除後の方針について28日に臨時記者会見を行った。
10月1日(金) から 10月7日(木)までを「リバウンド防止のための1週間」とし、県内全域を警戒度4、群馬県独自の対策として、県内全域で飲食店に時短要請と酒類の提供制限を行う。
山本知事は、県内の感染状況について「落ち着きを見せている」とする一方、6月の水準には至っていないことから、「油断が出来ない状況」とした。
知事の発表によれば、直近1週間の一日当たりの新規感染者数は24・6人で、ピーク時の10分の1程度に減少したが、基準の20人を上回っている。
病床稼働率は20%で、警戒度2の水準まで低下した。
一方、重症者は、人工呼吸器の使用が12人、ECMOが2人で大きな減少には至っていない。
知事は、警戒意識や行動が緩むとリバウンドの懸念があり、制限措置は県内全域で段階的に解除すべきという考えを示した。
緊急事態宣言解除後も、県民には、県内全域で不要不急の外出自粛、県外との往来自粛を要請する。
飲食店等については、10月7日(木)まで県内全域を対象に、接待を伴う飲食店、酒類提供を行う飲食店、カラオケ店に、営業は20時まで、酒類提供は19時までを要請する。
なお酒類を提供しない飲食店、大規模店は要請の対象から外れる。
協力金は1日あたり2万5千円から7万5千円。
「ストップコロナ!対策認定店」は、接待を伴う飲食店を除き、感染防止対策を徹底した上で、19時以降の酒類の提供、20時以降の営業が可能。
イベントは人数制限を緩和し、10月30日までの期間は、最大で1万人、開催時間の制限は行わない。なお大規模イベントを計画する際は、事前に群馬県に相談してもらう。
県立学校については、10月1日から通常登校、感染リスクの低い活動を校内で行う。10月8日までは個人・少人数での活動のみ行う。
県有施設は、人数制限・予約入館など感染防止対策を徹底した上で開館する。
リバウンドもなく、順調に感染状況が改善すれば、10月中旬頃を目途に、群馬県独自のワクチンパスを活用した愛郷ぐんまプロジェクト、GOTO EATキャンペーンなどの需要喚起策の実施を検討するとした。
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