新斎場が竣工
(2016年03月25日)
4月1日から利用開始に
高崎市が寺尾町で進めている新斎場が完成し、25日に竣工式典が行われた。
新斎場は、平成23年度から現施設に隣接した高台に計画され、鉄筋コンクリート造一部2階建て、延床面積7400㎡。総事業費約40億円。
新斎場は、会葬者の心情を大切にし、利用者にわかりやすく、お別れの場にふさわしい施設づくりなどをコンセプトに、式場棟、火葬棟、待合棟をわけて葬送の個別化をはかった。館内は厳かで心くばりの設計となっている。また火葬炉は、最新の技術を取り入れて煙を出さず、環境にも配慮。太陽光発電、LED照明なども導入した。
式場は200人規模の式場1と100人規模の式場2、10人規模の式場3があり、式場1と式場2を連結して300人まで対応。通夜のできる親族控室はシャワーを備える。火葬炉は12炉。待合室は12室、赤ちゃんルーム、キッズスペース、売店などを設置。駐車場は第一が170台、第二が200台。
現斎場は昭和53年に開場したが、施設の老朽化やバリアフリー化の課題が懸案となり、合併による火葬件数の増加などに対応するため、新斎場の建設に至った。富岡市長は、心やすらかに最後のお別れのできる斎場を整備したとし、地域の理解にも謝意を示した。
新斎場は4月1日に供用開始。利用時間は午前8時30分から午後5時15分。休場日は1月1日・2日、友引日。火葬場、式場、待合室等は高崎市斎場予約・運営システムから24時間予約できる。
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