高崎駅周辺で地価が上昇

(2016年03月25日)


平成28年地価公示

 群馬県は、平成28年の地価公示をこのほど発表した。
 群馬県の発表によれば、前年と比べた変動率の県平均は△1・1 %(前年は△1・7%)で、4年連続で下落率は縮小した。平成5年に下落に転じ、24年連続の下落となったが、県内経済の緩やかな回復を背景に下落幅が縮小した。
 用途別の平均変動率は、住宅地△1・0%(前年△1・6%)、商業地△1・2%(前年△1・9%)、工業地△1・5%(前年△2・4%)で、全用途で下落幅が縮小した。
 群馬県内の調査地点は386地点で、そのうち住宅地24地点(前年24地点)、商業地6地点(前年7地点)の計30地点(前年31地点)で地価が上昇し、3年連続で地価の上昇地点が見られた。変動率が0%になった地点は41地点(住宅地30地点、商業地9地点、工業地2地点)で、前年よりも30地点増加した。
 住宅地では、高崎市と太田市で地価の上昇傾向が続いている。前橋市、みどり市も中心部に近い地域にプラス地点が見られている。玉村町では横ばい、下げ止まりとなった地点が増加した。高崎市柳川町の1㎡当たり9万8300円/㎡が、13年連続で県内最高価格となった。
 商業地では、都市開発が進んでいる高崎駅周辺で地価が上昇し、太田市では企業の好調な業績と太田駅周辺開発を背景に地価が上昇した。富岡市も富岡製糸場世界遺産登録を背景に地価の上昇が継続している。前橋市では、長年の下落による底値感の広がりと中心市街地活性化による交通量回復等の影響で横ばい地点が現れている。高崎市八島町の1㎡当たり35万2000円が、21年連続で商業地の県内最高価格地点となっている。

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