気持ちを込めて苗を植えました
(2021年06月27日)
寺尾小で田植え体験
寺尾小学校で田植えの体験学習が6月25日に行われた。
田植え体験は、地域ボランティアや保護者の協力で行われており、毎年、5年生が参加している。例年は、児童が籾を蒔いて苗づくりから行うが、今年はコロナ禍の影響で、苗はボランティアが育てたそうだ。
田植え体験は、しろかきをした田に子どもたちが並んで植える昔ながらの手作業で行われた。田に縄を張り、20センチほどの間隔の目印に合わせて、数本の苗を植えていく。始めは慣れない様子だったが、すぐにコツをつかんで、水を張った泥の中の歩き方や苗の植え方が上達したようだった。
同校の松井校長は「田植えの体験は、ほとんどの児童が初めてで、一生懸命取り組んでくれた。少し前まで、こういう方法で田植えをし、収穫して食べ物が得られることを知ることは、子どもたちのこれからの生き方にも有意義だと思います」と話している。
参加した児童は「農家の人の大変さがわかりました。たんぼの中に入るのは初めてで、ぬめぬめしていました。田植えでは、苗を一つひとつ気持ちを込めて植えました」と感想を話した。
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