タブレット端末を授業に活用
(2021年05月12日)
寺尾中で校内教員研修
高崎市は、国の「GIGAスクール構想」を受け、令和2年度に市立小中学校、特別支援学校の児童生徒が一人一台のタブレット端末を使える環境を整備している。高崎市はiPadを採用し、各教室のネットワーク環境も整備している。
「GIGAスクール構想」は、新型コロナウイルスの感染拡大による学校休校で、オンライン授業についても注目されている。
高崎市は、昨年に「GIGAスクール研究会」を立ち上げ、活用方針を取りまとめた。
タブレット端末を活用することで、学習内容への興味・関心を高め、資料等の配布や意見発表のとりまとめなどにも効果が期待されている。
寺尾中学校では、4月中にタブレット端末を生徒に配布し、全校でタブレット端末を活用した授業が行えるようになった。授業に向けた取り組みとして、4月26日の校内教員研修会が報道機関に公開された。同校の教員を講師に、高崎市が導入しているクラウド型授業支援アプリの使用方法・活用方法について研修した。
カメラ機能や描画機能を使った教材づくりの他、これまで紙で配っていたプリント資料を、児童生徒のタブレット端末に一斉に送信したり、意見発表では、違う意見・同じ意見をタブレットの画面上で分類参照できるなど、タブレット端末の特性を生かした授業展開ができる。
同校の依田校長は「タブレットを使った効果的な授業に取り組んでいきたい」と話している。
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