賃貸住宅管理で北関東屈指の実績

(2021年01月31日)

株式会社群馬総合土地販売

 

経営ビジョンを反映した新本社ビル

令和2年12月1日、旧本社ビルの向かい側、若干東よりに建設された5階建の新本社ビルでの営業が始まり、新たな船出となった株式会社群馬総合土地販売。

 

「賃貸住宅仲介業は1月中旬から4月上旬がかき入れ時で、それ以前の完成をめざしました」と話す川本裕明代表取締役社長。壁いっぱいに並ぶ胡蝶蘭の前で「たくさんの皆さんに祝福していただき有難いです」と胸を熱くする。

 

新本社ビルには、IT機能やリモート機能、資産運用や相続対策など顧客の財産管理に関わる領域への本格参画や人材育成への意欲など経営ビジョンが具現化されている。

 

 

賃貸仲介と賃貸管理業務を行うFC加盟店

アパート・マンション・一戸建て・店舗・事務所などの賃貸物件の入居者募集、物件紹介、案内、契約、引き渡しをオーナーに代わって行う賃貸住宅仲介管理業で、同社の取扱管理物件数は約1万1千室と県内№1を誇る。「バブル経済が崩壊し倒産した同業者が多くありましたが、当社は不動産業の原点ともいえる賃貸管理業を基盤に生き残ってきました」。

 

カウンター越しに顧客と対面で営業する店舗スタイルを、県内で最初に導入したのも同社。高崎市の姉妹都市であるアメリカ・ミシガン州バトルクリーク市を視察した折に見つけて、川本社長が本社店舗に取り入れたのが始まりだ。

 

また、業界屈指のブランド力を誇る「アパマンショップ」のフランチャイズに加盟し、高崎・前橋・伊勢崎・太田・桐生・足利に8店舗、グループでは12店舗を展開。全国的な広告展開で高い集客力や豊富な情報量、管理業務の効率化など多面的なバックアップを得て業績アップに弾みをつけた。併せて、空室物件情報の更新専門担当が最新の物件データを更新し需要と供給のタイムリーなマッチングを促進している。一方、家賃管理、更新処理、退去処理、クレーム処理など、賃貸経営に関わる業務をオーナーに代わって行う賃貸住宅管理業でも北関東トップクラスの実績を誇っている。

 

1階の「アパマンショップ高崎店」では、ゆったりと対応できる個別スペースが確保され、賃貸契約成立後は2階の管理部門に引き継がれている。

 

 

 

IT重説の環境を整える

不動産取引の場合、契約前に宅地建物取引士が内容を記載した書面に記名押印し、その書面を交付した上で口頭で説明を行う「重要事項説明」を実施しなければならないことが宅地建物取引業法で定められている。契約するかどうかの最終的な判断をする大切なポイントとなるため、3階にはコロナ禍の中でもリモートで慎重に実施できる環境を整えている。

 

また、同フロアには他に10席・8席・6席を確保する会議室が3室あり、密にならず落ち着いた環境の下、face to faceで売買契約書等を交わすこともできる。接客や会議、打ち合わせなど多様に活用できるスペースとなっている。

 

 

人材教育やビジネスチャンスを拓く情報発信の場

「企業は人なり」の発想を大事にする川本社長の念願だった研修室(テーブル席74席)が5階に整備された。社員数はパート勤務も入れて140名程。不動産売買の仲介は不動産の有効活用に価値があり、公平性や顧客満足を得られる取引が求められるため、社員間に徹底したい心構えや情報等の共有化が必要な場面もある。トップメッセージを直接伝える場、新人研修や職種別研修などテーマ別の教育研修を実施する場として、プロジェクターなどを設備した研修室の活用の機会は多い。

 

さらに、新規顧客の獲得をめざし、20・30代を対象にした不動産投資や40・50代を対象にした相続税対策としての不動産活用など、各種セミナーを開催する場所としても活用できる。

 

「自己責任の時代に不動産は金融商品としての魅力が高まっています。また、賃貸住宅は外見や設備以外にも便利・安心といった機能で差別化できるなど不動産業はまだまだ変化の途中。枠にとらわれない自由な発想でビジネスチャンスを切り開けます」と話す川本社長。研修室は変化に柔軟に対応する前線基地のような役割を果たしていく。

 

創業46年。夢の途中経過

創業は昭和50年(1975)2月1日で、川本社長が26歳のとき。前職は大手新聞社系列の広告代理店のサラリーマンで、企業のトップと直に会い多くの起業物語に耳を傾けながら優秀な営業成績を達成したが、人事制度等に疑問を感じて一念発起。自分の力量で商売を拡げられる不動産業で身を立てようと宅地建物取引業免許を取得し、大手新聞社系列の旅行会社が発行していたPR誌の広告営業で資金を捻出しながら不動産業をスタートさせた。

 

あれから間もなく46年。毎朝各職場で唱和される『営業十訓』には、顧客満足、利潤追求、社会貢献、正しく生きる不動産マンの誇りを喚起する川本社長の経営哲学が込められている。「何かに迷ったときの行動指針になれば。社員各人が物心両面の幸福をこの会社で追求してほしい」と話す。ゼロからスタートした川本社長の姿に、希望や勇気を見出す社員は決して少なくない。

 

会社概要

株式会社群馬総合土地販売

代表取締役社長  川本  裕明さん

高崎市羅漢町37

TEL:027-323-0009

高崎商工会議所「商工たかさき」2021年1月号

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