榛名地域で市が森林管理の新手法スタート
(2021年01月24日)
森林経営管理制度
新たな森林管理手法となる「森林経営管理制度」を活用し、高崎市と安中市は群馬県で初めての経営管理権集積計画を1月22日に公告し、経営管理権を設定する。
高崎市が公告した経営管理権集積計画は、榛名地域の森林18・35haで、森林所有者数は15人、経営管理権の設定期間は令和3年1月22日から15年間。
この制度は平成31年に施行された森林経営管理法によるもので、森林の所有者が自ら森林の管理をできない場合に、所有者に意向を確認し、森林の経営管理を市町村に委託する。委託を受けた森林は、「意欲と能力のある林業経営者」へ再委託したり、市町村が直接管理し、林業経営の効率化や森林の適切な管理を図る。造林事業により木材を販売し、経費を差し引いて利益がある場合は一部を所有者に支払う。
近年、適切に管理されていない森林が多くなっており、放置された森林が活用され地域の活性化につながる、土砂災害等の発生リスクが低減され、地域住民の安全・安心につながるなどの効果が期待される。
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