史跡浅間山古墳・指定範囲が拡大に
(2020年11月30日)
国の文化審議会(佐藤信会長)が、11月20日の文化財分科会の審議を経て、高崎市所在の国指定史跡「浅間山(せんげんやま)古墳」の追加指定を文部科学大臣に答申したことを、高崎市はこれまでに発表した。これから官報に掲載されて正式決定となる。
浅間山古墳は、4世紀後半から5世紀初頭の築造と推定され、墳丘全長171・5メートルの前方後円墳。浅間山古墳は、群馬県内で太田市の天神山古墳に次いで第2位の規模で、築造された当時は東日本最大の古墳だった。昭和2年に国指定史跡に指定されている。
墳丘の周りには盾形をした内堀、その外側に中堤と外堀があり、平成30年度に範囲確認調査を古墳の東側と南側で実施し、外堀の範囲が判明した。
今回追加指定されるのは、前方部南側の外堀の一部。既存の指定面積は3万2072㎡、追加部分の面積は4658㎡。
富岡賢治市長は「調査の結果、浅間山古墳の範囲が広がることがわかり、追加指定となることは大変喜ばしい」とコメントした。
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