全国高3テニス大会
(2020年11月11日)
高校生活の集大成に
高校3年生が出場するテニス大会「全国高3テニスチャレンジトーナメント」大会が11月7日、8日に清水善造メモリアルテニスコートで開催された。
全国の予選を勝ち抜いた男女64人が出場し、二日間にわたって繰り広げた。この大会はシングル戦で7日は予選ラウンドと準々決勝、8日に準決勝・決勝が行われた。女子の決勝戦はメインコートで行われた。
この大会は、新型コロナウイルス感染症の影響で、今年度は高校総体(インターハイ)が史上初めて中止になるなど、全国大会が中止となったことから、全国大会への出場機会を失った高校3年生を対象に開催された。
清水善造メモリアルテニスコートで開催される初の高校生全国大会となった。
このプロジェクトを立ち上げた高松伸吾さん(株式会社Nexus 代表取締役=東京都)は、自身もテニスプレーヤーとしての長い経験を持ち、特に高校3年で日本代表に選出されたことがその後の糧になっているという。「全国大会目標にしてきた高校生が、試合がないままに高校生活を終わらせてしまうのは、いたたまれませんでした」と話す。
高松さんは賛同者を募って5月から準備を始め、クラウドファウンディングによる資金調達に成功。高崎市の清水善造メモリアルテニスコートのオープンを知り、大会会場に申し込んだそうだ。また開催にあたっては新型コロナウイルスの感染防止について徹底対策を行った。
9月から10月にかけて全国10地域で予選を行い、予選大会の旗には参加選手からは「高校生活の最後に試合機会を作っていただいて感謝しています」、「高校生活最後の試合、全力をつくしてがんばります」などの書き寄せが記された。
男子優勝の鈴木選手は「大学に入っても結果を残せるようにがんばりたい」、女子優勝の重田選手は「これから自分の目標に向かってがんばっていきたい」と喜びを語った。
- 次の記事 ヤクルトレディが火災予防広報に協力
-
前の記事 城東小児童がGメッセだるまを制作寄贈