廃棄物処理法違反で市が事業者を行政処分
(2020年10月7日)
非鉄スラグ問題で
高崎市は、産業廃棄物の「鉱さい」の受け入れ許可を得ていないにもかかわらず、安中市内の事業所から発生した非鉄スラグ(鉱さいとなる廃棄物)を受け入れたことにより、市内事業者を30日間の事業停止等の行政処分としたことを10月5日に発表した。
処分を受けた事業者は、がれき類、ガラスくず・コンクリートくず及び陶器くず(産業廃棄物)、木くず(産業廃棄物・一般廃棄物)について取り扱う許可を得ており、鉱さいは許可を得ていなかった。
処分内容は、産業廃棄物処分業、一般廃棄物処分業の事業停止、がれき類の破砕施設、木くずの破砕施設の施設停止で、期間は令和2年10月6日から11月4日までの30日間。
処分を受けた事業者が無許可で受け入れていた期間は平成26年9月8日から平成28年3月8日までで、受け入れ量は1万6323t。受け入れた非鉄スラグは路盤材等として出荷され、市内100カ所で使用されていた。このうち78カ所は撤去が完了している。
残りの箇所についても順次、撤去・回収が行われる予定で。これまで土壌汚染は確認されていない。
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