一年ぶりの体操選手権が高崎で
(2020年09月25日)
全日本シニア・マスターズ体操
第53回全日本シニア・マスターズ体操競技選手権大会が高崎アリーナで9月20日(日)から22日(火)まで行われた。
新型コロナウイルス感染拡大防止に取り組んだ初の体操全国大会となり、「命と健康と安全を守る」「体操競技の火を消さない」「新たな運営様式の構築」をテーマに開催された。
30人体制の衛生管理対策班を設置し、選手席や競技進行、炭酸マグネシウムや共有物の扱いなど、新たな取り組みを行った。
シニア部門は東京五輪の1次予選として国内のトップ選手が出場、マスターズ部門には10代から80代の幅広い年齢層の選手が出場した。
内村航平選手(リンガーハット)は種目別に専念し、鉄棒に出場。けがから復帰後初の試合となった寺本明日香選手(ミキハウス)は段違い平行棒に出場した。
個人総合では、男子が萱和磨選手(セントラルスポーツ)、女子は村上茉愛選手(日体ク)が優勝した。
競技後の記者会見で、萱選手は「今日の演技では満足したくない。東京五輪も団体がある。日本として勝ちたいので、団体戦でも大事にやりたかった」、村上選手は「1年ぶりの試合で、ノーミスの演技で優勝もでき、久しぶりの試合を楽しめた」と振り返った。
内村選手は「1年ぶりの試合、鉄棒に絞って初めてなので、いつもと違う感覚があった。いい演技を目指し日本、世界のファンのみなさんに届けていかないといけない」と意欲を見せた。
- 次の記事 理科自由研究を展示