群響が演奏会を再開へ
(2020年07月2日)
感染症対策で座席数制限
群馬交響楽団は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、休止していた公演活動を再開すると、6月24日に発表した。
公演の開催にあたっては、国、県や関係機関のガイドライン等に基づくとともに、会場の高崎芸術劇場と連携し、安全を第一に感染予防策を講じていく。
当面の予定は、7月19日(日)高崎芸術劇場音楽ホールで行う弦楽四重奏によるアンサンブルコンサート、8月1日(土)ミューザ川崎シンフォニーホール「フェスタサマーミューザKAWASAKI2020」、8月29日(土)高崎芸術劇場大劇場「2020夏休みコンサート」となっており、9月の定期演奏会も曲目を変更して開催する。
高崎芸術劇場音楽ホールの弦楽四重奏は、午後2時と午後6時の2回公演で、各回の定員は100人。音楽ホールは約400席で、群馬県のガイドライン警戒度1では、屋内イベントは上限1000人、収容人数の50%以下となっており、ガイドラインの基準では200人まで入場できることになるが、群響ではより安全な対応として定員100人とした。
8月29日の高崎芸術劇場大劇場「2020夏休みコンサート」は親子で楽しむ夏の人気イベントで、案内役は人気声優のTRAKOさん、ゲストに和太鼓奏者の林英哲さんを招く。今年はリズムをテーマに構成し、群響75周年記念カスタネット付チケットが好評という。
既にチケットは発売中で、群響事務局の取り扱いチケットについては、同居家族限定で2席・3席を続けて購入できる。客席の約半分は空席とする予定で、座席数や席の間隔に配慮する。
入場時は、氏名・住所を伺い、検温に協力してもらう。37・5度以上の発熱がある人や体調に不安がある人は入場を控えてもらう。
ステージ上での楽団員の配置や間隔については、飛沫予防を配慮する。他のオーケストラの事例なども参考にしながら、研究している。
オーケストラと合唱団の共演については、当面の実施は見合わせるようだ。
「フェスタサマーミューザKAWASAKI2020」は当初予定していた群響合唱団の出演を取り止め、演奏曲も変更した。
9月13日に高崎芸術劇場大劇場で行う定期演奏も、予定していた群響合唱団の出演を取り止め、演奏曲をベートーヴェン「荘厳ミサ曲」から、モーツァルトの歌劇曲とベートーヴェン交響曲第6番「田園」に変更した。
なお7月4日に予定していた定期演奏会は中止で、振替公演は行われない。
問い合わせは群響事務局、電話027-322-4316。
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