梅の果肉入りエナジーゼリー「SAMURAI CHARGE」
(2020年05月31日)
榛名の大利根漬が2年かけて開発
カリンコ梅の果肉入り 食感も楽しめるエナジーゼリー
クエン酸の働きに着目!
スポーツシーンに最適なカリンコ梅入りゼリーが誕生
レモンやライムといった柑橘類に次いで豊富なクエン酸が含まれる梅。酸味の素であるクエン酸には、疲労防止や疲労回復効果をはじめ身体の代謝に関わるクエン酸回路を活性化させて運動機能を向上させる効果なども期待できることから、まさにスポーツシーンには最適な食材といえる。
カリンコ梅や梅干しといった梅の加工品でお馴染みの大利根漬では、こうしたスポーツと梅の相性に着目して新たに梅を用いたエナジーゼリーを開発。考案者である社長の富澤さんは「榛名地域は昔から白加賀梅の一大産地。近年は若い世代の漬物離れにより減少傾向にあるが、もっと気軽さを取り入れて梅の魅力を伝えることで、すそ野を広げて生産者を守っていきたい」と商品開発に込めた思いを語る。
同商品には、細かくカットした榛名産白加賀梅のカリンコ梅が1粒分入っているのが最大の特徴。
「スポーツ選手は水も噛んで飲むように、咀嚼する行為自体が大脳を刺激してパフォーマンスの向上につながる。実際に果肉が入っていればそれが自然と実現できるのでは」と、ある程度の咀嚼行為が楽しめるよう適度なツブツブ感にこだわった。
さらにしっかりとした塩味と酸味を出すため、ナトリウムは市販のスポーツ飲料や経口補水液の倍量以上、クエン酸もさらに3000mgをプラス。漬物屋が作っているという個性を強く印象付ける出来栄えとなった。一般的にはやや味が濃いと感じるが、汗をたくさん流した時ほど、これがいい塩梅となるのだ。
プロスポーツとのコラボも夢
約2年間の試行錯誤の末、オリンピックイヤーとなる2020年の2月2日に満を持して発売。榛名地域では全国的に知名度の高いスポーツイベントも開催されている。
「高崎の梅×スポーツという風に上手く絡めていくのが理想。まずは地元を中心に草の根活動に取り組み、ゆくゆくは群馬のプロスポーツチームとコラボして、その効果が徐々に拡散されていけば嬉しい」とビジョンを語った。
「SAMURAI CHARGE」ホームページ
https://samuraicharge.ohtoneduke.co.jp/
株式会社大利根漬
代表取締役社長
富澤 慎一さん
高崎市本郷町150-1
TEL.027-343-6007
高崎商工会議所『商工たかさき』2020年3月号