大人のハニワ作り
(2019年12月26日)
かみつけの里で盾持人埴輪
国指定史跡・保渡田古墳群が復元整備されている保渡田町の上毛野はにわの里公園。園内のかみつけの里博物館では榛名山麓の古墳時代の人々の営みに触れられる資料や模型・埴輪などが展示されているほか、隣接するはにわ工房では当時の製法さながらの製作体験が行われていて、市民の手による古墳の復元・維持に一役買っている。
子ども向けの体験企画も数多く行われているが、今回は大人の古代歴史ファン・埴輪ファンに向けて古代体験「大人の『ミニ盾持人』ハニワ作り」が企画され、1月12日(日)午後1時30分からかみつけの里博物館はにわ工房で行われる。
盾持人埴輪は、保渡田古墳群の象徴的な埴輪で、古墳の一番外側で魔よけの模様が入った盾を構え、異形の表情で邪悪なものに睨みをきかせている古墳の守り人。八幡塚古墳から出土した盾持人埴輪は日本を代表する埴輪としてフランス・パリに渡り展示されたこともあり、かみつけの里博物館でも風邪予防マスクなど様々なミュージアムグッズにモチーフとして登場する人気者だ。
今回の古代体験では、テラコッタ粘土を使って高さ約25センチのミニサイズの盾持人埴輪を作り、窯で焼き上げる。円筒埴輪などと比べより複雑な形ということもあり、大人も作りごたえ十分の体験だ。完成した埴輪は持ち帰ることができる。
会場:かみつけの里 はにわ工房
2020年1月12日(日) 午後1時30分~午後3時30分
対象/定員:18歳以上/先着順15名
持ち物:飲み物、手拭きタオルなど
※当日は汚れてもよい服装、防寒対策必須
参加費用:600円
予約方法:電話にてかみつけの里博物館(TEL.027-373-8880)
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