群響2020年度定演を発表

(2019年12月25日)

群馬交響楽団(小林研一郎・群響ミュージックアドバイザー指揮)
小林研一郎・群響ミュージックアドバイザー (c)山本倫子
5月定演 指揮:飯森範親 (c)s.yamamoto
5月定演 ピアノ:三原未紗子

コバケン80歳の指揮「新世界より」など

群馬交響楽団は2020年シーズンの定期演奏会プログラムを12月20日に発表した。

2020年は群馬交響楽団創立75周年、小林研一郎・群響ミュージックアドバイザーが80歳を迎える記念の年、ベートーヴェン生誕250年が重なり、楽しみな企画が盛り込まれている。

 

今年9月に開館した高崎芸術劇場に群馬交響楽団は本拠地を移し、演奏会場も群馬音楽センターから高崎芸術劇場となったため、2019年シーズンは前後期の2期となったが、2020年シーズンは、従来の前・中・後期の3期に戻し、前期4回、中期3回、後期3回、年間10回の定期演奏会を行い、年間会員、各期の会員を募集する。

 

席はSS席、S席、A席、B席、C席。S席~C席は70歳以上・学生等・障がい者手帳等の特別会員、A席~C席は18歳以下の料金設定がある。

年間会員はSS席4万7000円、S席4万2000円、A席3万8000円など。シーズン会員はSS席が前期2万800円、中期が1万5600円、後期が1万5600円、S席が前期1万7600円、中期が1万3200円、後期が1万3200円など。

 

会員申し込み開始は2020年1月16日(木)、単回券は前期が2月3日発売を予定。問い合わせは群響事務局、電話027-322-4316。

 

小林ミュージックアドバイザーは2020年シーズンについて「新ホールが完成しオーケストラの芳醇な響きを更にたくさんのお客様に届けたい。管弦楽から紡ぎだされる色彩を楽しめるプログラムとなりました」と寄せている。

 

詳しいプログラムと料金はこちらを参照 2020年定演一覧

 

5月定演はベートーヴェン/ピアノ協奏曲第1番、マーラーの交響曲第5番を群響定演初登場となる飯森範親が指揮。ピアノは将来を期待される若手の実力者三原未紗子を招く。

 

小林研一郎指揮で7月定演にベートーヴェンのピアノ協奏曲 第3番とブラームスの交響曲第1番を演奏。また2021年1月の定演では、定演としては初めてとなるドヴォルジャーク「新世界より」を指揮する。

 

10月定演ではスメタナ《わが祖国》を群響名誉指揮者の高関健が指揮。管楽器群を通常よりも2倍の人数の編成にして演奏する<倍管演奏>となる。厚い響きが注目される演奏会だ。

 

創立75周年記念特別演奏会を10月に東京オペラシティと高崎芸術劇場で開催。群響創立や運営の中心者であった井上房一郎氏が若き日にフランス留学したことにちなみ、フランスに関連した曲を演奏する。指揮に山田和樹、ヴィオラに今井信子を招く。

 

 

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