山口さん・西川さんに高崎市文化賞
(2019年11月13日)
26日に授賞式
高崎市は令和元年度高崎市文化賞受賞者を11月12日の高崎市議会総務常任委員会に報告した。
受賞者は着物普及に功績のあった山口則子さん、日本舞踊に功績のあった西川扇二郎さんの2人。
山口さんは白百合きもの創作研究協会会長、山口きもの学院学院長。76歳。
昭和44年に山口きもの学院を創立し、学院長として着物文化の伝承のための活動を行っている。
学院における技術指導以外にも全国の時代まつりやテレビ番組等の着付けに参加、地域の舞踊発表会、成人式での着付け、企業や団体からの要請により会議やイベントできものショーを行うなどしている。
中学・高校での着付け指導、平成8年から成人式マナー教室を行い、着物に不慣れな人に対する普及活動も積極的に行っている。
日本の民族衣装である着物を世界に伝えるため、アメリカ、ハワイ、ヨーロッパ、中国等できものショーを実施するなど、着物を通じた国際交流に力を入れている。
西川さんは文化振興扇生CLUB代表、日本舞踊協会群馬県支部長。72歳。
高校時代に西川流宗家である十世宗家・西川扇蔵氏の内弟子となり、13年間住み込みで修行、舞踊を学ぶ。
長年、文化振興扇生CLUBの活動に取り組み、後進の指導及び子どもたちへの指導を行う。宗家の扇蔵氏や師の故・扇生氏とともに西川流の公演に出演。群馬県や高崎市などの事業に積極的に協力し、日本舞踊を通して高崎市の文化振興に寄与している。
高崎市こどもフェスティバルや文化庁補助事業「伝統文化こども教室」にも参加。高崎市文化協会主催の市民文化フェスティバルでは、運営委員長・舞台監督を務め、高崎市内の施設・市民の舞台技術向上の一助を担っている。
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