寺尾小で稲刈りを体験

(2019年10月11日)

寺尾小の学校田で稲刈り

約200kgを収穫

地域住民の協力で寺尾小学校の5年生65人が10月8日に稲刈りを体験した。寺尾小学校の5年生は、田植えから稲刈りまで米作りを体験する学習活動を行っている。

子どもたちは今年6月に自分たちで植え、育った稲を鎌で丁寧に刈り取った。児童が2kgの種籾から苗を育て、約200kgの米が収穫できた。
育てた稲はもち米で、1月に餅つき大会をして食べることにしている。

この体験学習は寺尾小PTAや育成会のOBが中心となって組織する「どんぐりの会」やPTA父親委員会が企画。
子どもたちは、稲を刈る担当、刈った稲を運ぶ担当など役割を交代しながら、積極的に協力して作業を行っていた。

鎌を使った経験がない児童がほとんどで、稲を刈る時の力加減やザクっとした感触も、子どもたちに印象深かったようだ。
また、地域の人たちから地面に落ちた穂も一つひとつ拾って、作物を大切にするように指導を受けていた。

渡邉PTA会長は「子どもたちがどろんこの中で生き生きと一生懸命に作業をする様子がうれしい。地域の皆さんのおかげで一年を通じて子どもたちが貴重な体験ができます」と話す。
富沢校長は「寺尾小では、2年生で野菜、5年生で米を育て、食農教育を行っています。地域の方が子どもたちの教育に協力してくださり感謝しています。稲刈りを知らない大人も多い中で、子どもたちが貴重な体験をすることができました」と地域の人たちに感謝した。

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