高崎音楽祭が開幕
(2019年09月24日)
加藤さん「ここに音楽の魂」
第30回高崎音楽祭が9月23日に開幕し、オープニングコンサート「加藤登紀子&森山良子シンフォックコンサートWITH群馬交響楽団」が高崎芸術劇場大劇場で開催された。指揮は、若き日に群響の移動音楽教室でも指揮をした鈴木織部さん。
加藤さんと森山さんはデビュー以来約50年にわたる知己で、この日のステージで初共演が実現した。前半は加藤さんの「琵琶湖周航の歌」、「知床旅情」「ひとり寝の子守歌」、森山さんの「この広い野原いっぱい」、「禁じられた恋」などを歌い、二人がデビューした1960年代当時のことや曲の逸話、加藤さんや森山さんの恋話も盛り上がった。
後半は、森山さんが「虹のかなたに」などのミュージカル曲や「家族写真」、アルバム「Ryoko Classics」からの曲を、加藤さんは「愛のくらし」「時には昔の話を」「難破船」「愛の賛歌」、山田かまちの詩に加藤さんが曲をつけた「生きる」をそれぞれ歌い上げ、会場から大きな拍手が沸いた。
加藤さんと森山さんが「100万本のバラ」で共演し、満場のアンコールにこたえた。
加藤さんは高崎芸術劇場の開館を喜び、「このホールは音楽の魂がこもっている気がします。私のホームグラウンドにしたい」と話した。
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