4月から小学校全校で英語教育
(2015年12月25日)
英語力向上で全国初ともなる取り組み
高崎市教育委員会は、市内の全小学校で行う高崎市独自の英語教育について、文部科学省から教育課程特例校に指定する連絡が正式にあり、平成28年4月1日から実施することを、24日に発表した。
4月から始まる高崎市独自の英語教育として、市内小学校の1年生から4年生までは毎週1時間、年間にして、35時間(1年生は34時間)の外国語活動、5年生と6年生は毎週2時間、年間にして、70時間の英語科目が導入される。
全国の標準的な教育課程では、小学校1年生から4年生までは外国語活動はなく、5年生と6年生で「外国語活動」が年間35時間、週1時間となっています。
この新しい英語教育では、ALTを中心に「聞く、話す」のコミュニケーション活動を重点とした指導が行われ、5年生、6年生の英語はこれまでの「外国語活動」ではなく教科として位置付ける。
英語教育の導入によって増加する授業時数に対し、1・2年生では生活科、3・4年生では総合的な学習の時間、5・6年生では総合的な学習の時間と外国語活動の時間をあて、学校行事の精選によって対応していく。
高崎市教育委員会の飯野教育長は「今回の指定やALTの全校配置については富岡市長の全面的なバックアップがあり、ここまでたどり着けた。高崎の子どもたちの英語力の飛躍的向上をはかりたい。ALTの全校配置を含め、この規模の市で市内小学校全校での1年生からの外国語活動や週2時間の英語の教科化は全国初ではないか」と話している。
- 次の記事 県人口が年間6600人減少
-
前の記事 32年から基幹システムを3市共同利用へ