高崎市平成30年度決算
(2019年09月5日)
ビジネス、スポーツ、文化の拠点整備進む
高崎市は平成30年度決算を9月5日に開幕した高崎市議会9月定例会に上程した。
平成30年度の一般会計・特別会計を合算した決算総額は、歳入が2430億4111万円、歳出が2368億3988万円で、前年に比べ歳入が50億0180万円(△2%)、歳出が23億9939万円(△1%)減少した。
一般会計決算額は歳入1667億2034万円、歳出1618億0710万円。歳入歳出差し引き額は49億1324万円、このうち翌年度に繰り越す6億4294万円を除いた実質収支額は42億7029万円で、財政調整基金に33億円を積み立て、翌年度純繰越額は9億7029万円となった。
ビジネス、スポーツ、文化の拠点施設の計画的な整備により、高崎市の優位性や魅力を伸ばし、将来の発展につながる大型プロジェクトが進められている。
平成30年度の事業では、「教育と人づくり」分野では、山村留学施設「くらぶち英語村」のオープン、箕輪小学校の校舎整備など。
「産業の振興」分野では絶メシリストによる高崎市の食文化の発信など。
「文化と歴史を活かした創造的な高崎」分野では、浜川運動公園の拡張整備、ユネスコ「世界の記憶」に登録された上野三碑を活用し地元ボランティアとの連携した活動など。
「やさしい眼差しに満ちた市政」分野では障害に関するあらゆる悩み事の総合相談窓口「障害者支援SOSセンター」の整備、救急医療体制の強化など。
「合併した地域の個性を生かした魅力づくり」分野では、地域資源を生かした榛名山ヒルクライム等のイベント開催、倉渕地域の美しい星空を観察する「くらぶちこども天文台」の整備、みさと芝桜公演のトイレ整備など。
「安心安全な地域づくり」分野では、市内全域の小中学校を中心とする公の施設に、防災情報を放送するスピーカーの整備、小学校周辺に車両速度を抑えるための路面段差の増設など。
「大勢の人が歩き賑わう街」分野では、国際大会の企画・誘致活動の実施、高崎駅周辺のペデストリアンデッキ整備、西口駅前広場の再整備、高崎芸術劇場建設工事の継続、高崎駅周辺の集客状況や宿泊施設の需要動向に係る調査の実施など。
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