来年度から産後ケア事業の実施へ
(2019年06月21日)
来年度から産婦健診を助成。子育て支援が更に充実
高崎市は出産直後の母親をサポートする産後ケア事業を来年度から導入する予定だ。
産後の心身の変調を早期に発見し、適切な支援を行うため、産婦健康診査(産婦健診)が重要であることから、高崎市は来年度から産婦健診=産後2週間と1カ月の2回の助成を検討している。助成額は1回当たり5千円で、自己負担なしで受診できるものとしていく。里帰り出産で、市外で受診した場合も助成対象とする。なお受診内容によっては一部自己負担が発生するケースもあるという。
産婦健康診査の結果で支援が必要で緊急性が高い場合は、医療機関から市に連絡があり、市の保健師・助産師が家庭訪問等を実施している。相談支援や見守りを行い、効果的できめ細かな支援を行っていくとした。
高崎市は通所型と訪問型の産後ケア事業の導入を検討している。高崎市が今年度から実施している子育てSOSサービスと訪問型産後ケアの違いについて、高崎市は、SOSサービスがヘルパーによる家事・育児サポート、訪問型産後ケアは助産師が訪問し、母親の産後の健康管理、乳房ケア、授乳支援、赤ちゃんの体重測定、発育チェックなどを行うことと説明した。
両事業は育児の不安解消を目的としており、高崎市は子育て支援をさらに充実させていく。
- 次の記事 ペガサス 地元最終戦で前期優勝報告
-
前の記事 第7回高崎学検定の受付開始