ポーランド柔道代表チームが高崎合宿
(2019年04月11日)
交流でお互いに成長
ポーランド柔道代表チームが、4月8日から12日まで高崎アリーナで強化合宿を行っている。
高崎市とポーランドオリンピック委員会は相互協力協定を2017年10月に締結しており、協定に基づき、2020年東京オリンピックの事前キャンプ誘致が進められている。
今回来高したポーランド柔道チームは女子選手10人、男子選手7人、コーチ・スタッフ5人の総勢22人で、世界ランキング上位者など東京オリンピック出場が有力な選手となっている。
10日は練習相手として関東学園大学、高崎高校、健大高崎、育英高校、高崎市柔道連盟の男女選手54人が参加し、練習が報道機関に公開された。
女子63kg級のオズドバ・ブラフ・アガタ選手は、高崎市は初めてで「高崎で大歓迎してもらえてとてもうれしい。日本選手の技を学んでいきたい」と話す。
ポーランド代表チームには、日本から佐々木浩太郎コーチが昨年から指導スタッフとして加わっている。佐々木コーチは「ポーランドでは柔道が盛んです。ワルシャワには20以上の道場があり、小中学校でも柔道の環境があります。ポーランドの選手はフィジカルが強いので、力に頼りがち。今回の合宿では日本柔道の技を学んでほしいと考えています」と話している。
練習に参加した健大高崎3年で女子52kg級全国ベスト8の新部梨花(にべ・りんか)さんは「世界トップクラスの選手と練習できた。組んだ瞬間の力がすごいです。日本選手と技が違い、流れを作るのも上手く、学ぶことが多い。全国大会へ出場し群馬の柔道に貢献したい」と意欲を語った。
日程では高崎での合宿後、東海大学との練習を行う予定。
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