「郷土玩具 津々浦々」展
(2019年03月4日)
風土や歴史を旅するように楽しむ
上滝町の高崎市歴史民俗資料館で、郷土玩具を通じて人々の暮らしに根付いた日本の伝統や歴史を知り、日本全国津々浦々を旅するように楽しめる企画展「郷土玩具 津々浦々」が、3月9日(土)から始まる。
昭和40年に高崎市に編入した旧群南村の役場だった木造庁舎の建物を活用し、高崎市内を中心に、日々失われつつある民俗資料の収集・保存・研究を行い、昔懐かしい農具や民具、昭和の学校の風景など、往時の人々の暮らしや息遣いが身近に感じられる常設展示で来場者の心を和ませている。
また、伝統的な文化をより深く学ぶことができるような企画展も年に数回開催されていて、今回は、日本全国津々浦々から集まり歴史民俗資料館で保存されている郷土玩具約260種550点がずらりと並ぶ展示だ。江戸時代から明治時代にかけて、その土地で容易に得られる素材を活かして紙、土、木、藁などを使い、作られるようになったといわれる郷土玩具。無病息災や商売繁盛などの願いや祈りが込められた郷土玩具の数々を通して、それぞれの地方の風土や歴史を知ることが出来る。年配は郷愁を感じ、若者は新鮮に感じる展示の数々、幅広い世代に楽しんでほしい。
会場:高崎市歴史民俗資料館
会期:2019年3月9日(土)~5月26日(日)
時間:午前9時~午後4時
休館日:月曜日及び3月22日(金)
入館料:無料
問合せ:TEL.027-352-1261
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