高崎芸術劇場オープニング事業を発表
(2019年02月24日)
9月から年内に50本の演奏会
高崎市と高崎財団は、今年9月に開館する高崎芸術劇場のオープニング事業を22日に発表した。
開館日の9月20日(金)はこけら落とし公演として群馬交響楽団と高崎第九合唱団、世界最高峰のソリストを迎え、「歓喜の歌」で知られるベートーヴェンの交響曲第9番を演奏する。公募招待公演、応募方法の詳細は「広報高崎6月1号」などで発表。 9月21日(土)、22日(日)はこけら落とし公演に出演したソリストによるリサイタルが開催される。
9月22日(日)から10月14日(月・祝)まで、第30回「高崎音楽祭」が高崎芸術劇場のオープンを記念して充実した企画を打ち出している。
開館から年内に約50本の公演が予定されている。主催者は、これまで培われた「音楽のある街」の伝統を継承、進化させていきたいとしている。
高崎音楽祭や他の公演のチケット発売は、順次発表される予定。
オープニング事業のラインアップ
9月22日(日)・大劇場=加藤登紀子・森山良子プレミアムオーケストラコンサート。
9月28日(土)・大劇場=コバケンの「巨人」。小林研一郎/群馬交響楽団。金子三勇士(ピアノ)
10月5日(土)、6日(日)・大劇場=ゴスペラーズビッグバンドライブ
10月12日(土)・スタジオシアター=山中千尋エレクトリック・フィメール・トリオ
10月14日(月・祝)・大劇場=スペシャル・シンフォニック・コンサート
10月19日(土)・20日(日)・大劇場=ポーランド国立民族合唱舞踊団「シロンスク」。中欧のフォルクローレ(民族音楽)の宝庫と呼ばれるポーランドから、同国の国民文化使節としてこれまでに5大陸44か国で8,000回を超える上演を行ってきた精鋭グループによる華麗なステージ。
11月3日(日・祝)・大劇場=トリエステ・ヴェルディ歌劇場「椿姫」。出演はジャンルカ・マルティネンギ(指揮)、デジレ・ランカトーレ(ソプラノ)ほか 。
1801年創設、オペラ史に燦然と輝く大作曲家の名を冠し、彼の作品の初演も手掛けてきた由緒あるトリエステ・ヴェルディ歌劇場による豪華来日公演。イタリア・オペラの名花ランカトーレが主役で出演。
11月6日(水)・大劇場=辻井伸行(ピアノ)。ケント・ナガノ/ハンブルク・フィル。曲目はベートーヴェン/ピアノ協奏曲第5番「皇帝」、ブラームス/交響曲第1番ほか 。世界的指揮者ケント・ナガノが音楽総監督を務めるドイツの名門楽団を率いて来日、現代屈指の実力と評されるピアニスト・辻井伸行と共演。
11月9日(土)・大劇場=髙橋真梨子。デビュー45周年、支持され続ける歌声を届ける歌手・髙橋真梨子の希少なステージ。2018年にはデビュー45周年を迎え、レコーディングやコンサートなどで変わらぬ歌声を聴かせ続ける。
10月から12月に音楽ホールでは世界トップクラスの演奏家によるリサイタル・シリーズが開催される。名実ともに世界最高峰の演奏家を招いてのリサイタルで、通常は大ホールで演奏するクラスの音楽家を約400席というステージと客席が親密な最高音質の音響空間で味わう大胆かつ贅沢な演奏会という。
10月25日(金)パウル・バドゥラ=スコダ(ピアノ)。
来日時92歳。フルトヴェングラー、カラヤンといった歴史的巨匠たちとの共演で知られる音楽界の伝説(レジェンド)。
10月30日(水)イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)
2019年来日公演は3公演のみ、現役では屈指の実力派ヴァイオリニストによる希少なリサイタルが実現する。
11月23日(土・祝)アルディッティ弦楽四重奏団
現代音楽界のトップランナー的存在。高崎芸術劇場公演のために書かれた作品(細川俊夫および高橋悠治作曲)の世界初演。
12月1日(日)エマニュエル・パユ(フルート)
音楽の友誌「好きな器楽奏者ベストテン」(2014年、2018年)連続第一位。世界中で厚く支持されるフルーティストが盟友エリック・ルサージュと共に登場。
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